ロシア軍、ウクライナ西部・南部にミサイル攻撃 死者複数

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11日朝、ロシア軍は、ウクライナ西部のイヴァノ=フランキウシク市とルーツィク市、南部のドニプロ市に対してミサイル攻撃を行った。

ルーツィク市では、ミサイル4発が同市の軍用飛行場に着弾。ポリシチューク同市市長は、同攻撃により軍人4名が死亡、6名が負傷したと伝えた

ヴォリーニ州行政府のポプリャイコ長官は、同攻撃につき、「軍人の情報では、攻撃は4発の巡航ミサイルだったと述べ、また司令部の評価では、それは黒海のロシア軍の爆撃から発射されたものの可能性があるという」と伝えた

ドニプロ市では、ルカシューク・ドニプロペトロウシク州行政府長官が記者会見時を行い、「困難な朝だ。ドニプロ中にミサイル攻撃が行われた。国家非常事態庁が強化体制で作業をしており、火災の鎮火をしている」と報告した

また、フィラトウ・ドニプロ市長は、「残念ながら、この攻撃で複数の建物が破損した。激しくはないが、爆風で窓が割れた」と報告した。同時に同氏は、敵がどこに攻撃したがっていたのかにつき、見当はあるが、それは安全保障の観点から決して口外できないと発言した。同氏は、「攻撃した方向に発射したが、それは当たらなかった。その点は喜ぼうではないか」と発言した。

その他、ロシア連邦のショイグ国防相は、同日、ルーツィクとイヴァノ=フランキウシクの軍用飛行場を攻撃したと発言した。露ヴェドモスチが報じた。

ウクライナのポドリャク大統領府長官補佐官は、ツイッター・アカウントにて、今回の攻撃につき、「ウクライナの大都市が、またしても破滅的な攻撃を受けた。爆発は最初ルーツィクで聞こえた。(中略)イヴァノ=フランキウシクは、3回の強力な爆発。ドニプロも攻撃された。ロシアのウクライナの民間人と大都市に破壊的戦争は続いている」と書き込んだ