EU、追加対露・ベラルーシ制裁を決定
欧州連合(EU)常駐代表委員会(コレペール)は9日、ウクライナへの侵略に関連し、ロシアとベラルーシの高官・団体に対する追加制裁を確定した。
フランスEU議長国のツイッター・アカウントにて報告された。
報告には、「ウクライナ。コレペール2が、ウクライナに対するロシアの侵略に関連し、ロシアの首脳陣とオリガルヒ(大富豪)とその家族に対する新しい制裁を採択した。コレペール2はまた、すでに採択されている私たちの方策を補完し、発展させる制裁も採択した。特に、この方策は、SWIFTシステムからベラルーシの銀行3行の排除を目的とする。制裁はまた、暗号通貨に関する問題を明らかにし、輸出対象とならない技術と商品のリストを完了する。また、海洋分野の制裁も採択された」と書かれている。
これらの制裁は、今後EU理事会で正式に採択され、EU官報にて公布されることになる。
また、フォンデアライエン欧州委員会委員長は、ツイッター・アカウントにて、対露制裁につき、「私たちは、ロシアのウクライナに対する軍事侵略に対する返答としての制裁ネットワークをさらに強化している。制裁は、160名のオリガルヒとロシア連邦院議員、ベラルーシの銀行分野、航海技術の対露輸出、暗号資産の追加だ」と報告した。
さらにゼレンシキー大統領は同日、ツイッター・アカウントにて、フォンデアライエン欧州委員長と電話会談をしたとし、「ロシア侵略に対するさらなる制裁パッケージに感謝を伝えた。民間人のための効果的な人道回廊の保障が必要との点で一致した。ウクライナにとって重要なEU加盟問題について提起した」と報告した。