「私たちはNATOと結びつかない安全保障モデルを議論する準備がある」=アラハミヤ・ウクライナ代表団一員}

ウクライナ・ロシア協議にウクライナ代表団の一員として参加するダヴィド・アラハミヤ最高会議(国会)与党「人民奉仕者党」会派長は、ウクライナはロシアとの間で、北大西洋条約機構(NATO)加盟以外の安全保障モデルを協議することにオープンであると発言した。

アラハミヤ氏が米FOXニュースへのインタビュー時に発言した

アラハミヤ氏は、「私たちは、NATOと結びつかないモデルをいくつか協議する準備がある。米国、中国、英国、もしかしたら、ドイツ、フランス、といった国々の直接の保証について話せるかもしれない。私たちは、本件を、ロシアとの2国対話でだけでなく、他のパートナーを加えたより広いサークルで協議するのにオープンだ」と発言した。

同氏は、「私たちは、NATOから、今後少なくとも5〜10年は私たちの加盟について協議すらする準備がないと言われている。私たちは、加盟申請のために闘っているのではない。私たちは、過程ではなく結果を防衛していく」と発言した。

さらにアラハミヤ氏は、ウクライナは自らの国境を守る能力があるが、そのためには、ロシアの航空機に制空権を取られないようにしなければならないとし、「あちらの軍が私たちの軍より5倍だか10倍だか大きかろうが、私たちは、反撃を加え、やつらをもと来たところまで押し返せるという確信がある。正にそのために、飛行禁止区域が重要なのだ。それは多くの人の命を救う」と強調した。