6日未明の戦況=ウクライナ内務省等発表}

ウクライナ内務省は、3月6日未明、ロシア軍はハルキウ、マリウポリ、オフティルカを砲撃、トロスチャネツィで強奪を行ったと伝えた。

デニセンコ内務相補佐官がテレビ番組「唯一ニュース」出演時に発言した。ウクルインフォルムが伝えた。

デニセンコ氏は、大半の地域では昨晩は相対的に平穏だったとしつつ、複数の地域で攻撃を受けたと伝えた。

ハルキウでは砲撃が確認。また、スーミ州では複数の都市、特にオフティルカとトロスチャネツィで非常に困難な状況だとし、「これらの街には実質的に電力と水の供給がない。これらの街は、人道災害の瀬戸際にある。トロスチャネツィでは、ロシア人がほぼ全ての店を略奪した。地元の農家がパンを焼いて無料で配っていることだけ(で助かっている)」と説明した。

マリウポリも困難で、人道災害の瀬戸際だと報告された。

最新情報では、ロシア軍はポルタヴァ州ルベンとカニウ水力発電所の方向へ向かいたがっているという。

肯定的な報告としては、ロシア軍はハルキウ州バラクリヤからドニプロペトロウシク州方面に進軍しようとしたところ、ウクライナ側が撃退し、一車列を殲滅したという。またスーミ州でもロシア軍の一車列の制止に成功したとのこと。

キーウ(キエフ)市は、昨晩は比較的平穏だとしつつ、同市近くへ向かう道にロシア軍の大量の兵器が集結している状況が続いており、キーウ市近郊のイルピン、ブチャ、ホストメリの戦闘状況は極めて困難だと説明された。

同氏は、6日も困難となるだろうと指摘した。

その他、国家非常事態庁ハルキウ州総局は、ハルキウ市では5日から6日にかけて、同市サルチウカ地区に対する爆撃が最も多かったと報告した。

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​​チェルニヒウ市では、チャウス州行政府長官が、ロシア軍による市内への航空爆弾FAB-500の投下を報告し、「通常、このような兵器は軍事産業施設や要塞施設に使用されるものだが、チェルニヒウでは住宅街に対して使用されている」と伝えた。

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キーウ市近郊のブチャ市では、市議会が、「敵がブチャのあらゆる地区を砲撃し続けている。生き延びるための戦いだ。ブチャ市民は、数日間電気と暖房と通信とインターネットがない」と報告した。また、敵が建物、車両を攻撃し、子供を含めた民間人を殺し、店を略奪しており、同市が敵に包囲されていることから、人道支援を向かわせることもできていないと伝えた。

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マリウポリでは、ボイチェンコ市長が、危機的な状況が続いていると報告した。ボイチェンコ氏は、「砲撃は6日連続で続いており、私たちにとって最も価値あるものが破壊されている。私たち自身、マリウポリ市民、民族としての私たちが殲滅されている。やつらの言うようなマリウポリ解放の課題などない。やつらは、『ウクライナ東部を何かから解放する』などと言うが、何からかは不明だ。私たちは誰にも捕まっていない。(中略)ウクライナをウクライナ人から解放するという課題なのだ」と発言した。

https://gordonua.com/news/war/mer-mariupolja-400-tys-zhitelej-goroda-nahodjatsja-v-plenu-u-terroristov-kotorye-unichtozhajut-nas-kak-natsiju-1598533.html

同氏は、侵略軍は、町を重火器にてあらゆる方向から砲撃しており、停戦も守らなかったと述べた。同氏は、協議によって人道回廊が設置されることを期待すると述べた。

また、マリウポリ市議会は、6日12時から人道回廊を使った住民の避難が始まると報告した。

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