ロシア軍は人道回廊を前進に利用している=ウクライナ副首相}

ウクライナのヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は5日、ロシア軍は住民避難のために設置された人道回廊と停戦を利用して前進していると伝えた。

ヴェレシチューク副首相が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。 ヴェレシチューク氏は、「私たちの軍人が、発表されたルート(編集注:人道回廊)の地区で、ロシア軍は停戦を利用して前進している。(中略)そのため、私たちは今その情報を確認しているが、もう一度ロシア政権に対して、もし行われているなら、ロシア軍の前進を止め、人々の避難を落ち着いて行わらせるように呼びかける」と発言した。 同氏はまた、現在、あらゆる地域から情報が集まっており、避難ルートの作成が行われていると伝えた。 これに先立ち、ヴェレシチューク氏は、ウクライナとロシアの間でヴォルノヴァハとマリウポリの2地点で、3月5日9時から人道回廊を設置することで合意に至ったと発表していた。ルートは、国際赤十字委員会(ICRC)の仲介で合意に至ったという。