マクロン仏大統領周辺、「プーチン氏は妥協する気なし」と指摘=報道 }

仏大統領府内関係者は、プーチン露大統領は妥協を拒否しており、ウクライナ全土を支配下に入れたがっており、最悪の状況はまだこれから起こるだろうと指摘している。

BFMTV局が、マクロン仏大統領とプーチン露大統領の約1時間半の電話会談後の発表をもとに報じた。 https://www.bfmtv.com/international/guerre-en-ukraine-poutine-affirme-aupres-de-macron-vouloir-poursuivre-sans-compromis-l-offensive_AD-202203030364.html マクロン仏大統領は、プーチン露大統領との電話会談後、今後の情勢を「悲観的」に見ているという。 報道では、「仏大統領はプーチン大統領との電話会談後、ウクライナの最悪の状況はまだこれからだと考えている。プーチンは、侵攻継続に向けた『大きな決意』を表明し、ウクライナ全土を『支配下に入れる』ことを目的としている」と書かれている。 プーチン氏は、マクロン氏に対して、ロシア軍の作戦は「予定に従って」展開しているとし、ウクライナ人がロシアの提示した条件に同意しなければ、作戦は「悪化する」と述べたという。 さらにプーチン氏は、開戦当初に述べていた通り、ウクライナを「非ナチ化」するつもりであるとも認めたという。 仏大統領府関係者は、「(マクロン)大統領の直感では、プーチン氏が彼に述べたことからして、最悪の状況はまだこれからだろう」と伝えたとのこと。 関係者は、「ロシアの野心は、ウクライナ全土を奪取すること。ウラジーミル・プーチンの軍事目的は変わっていない」と述べたという。 これに先立ち、マクロン仏大統領は3日、プーチン露大統領とゼレンシキー大統領のそれぞれと電話会談を行っていた。