ロシア軍、ウクライナの世界最大輸送機「ムリーヤ」破壊 ゼレンシキー大統領「新たな夢を築く」

27日、ロシア軍は、ウクライナが保有する世界最大の輸送機An-225「ムリーヤ」(編集注:ウクライナ語で「夢」の意)を破壊した。

国営防衛コンツェルン「ウクルオボロンプロム」がフェイスブック・アカウントにて報告した

発表には、キーウ近郊のホストメリにある、An-225が保管されていた「アントノウ」飛行場で同機が破壊されたと書かれている。修理には、30億ドル以上と多くの時間がかかると説明されている。

ウクルオボロンプロムは、「ロシアは、ウクライナ航空業界の可能性のシンボルである『ムリーヤ』を狙った」とし、同機は今日その可能性を失ってしまったが、必ず回復されるだろうと伝えた。同社は、「占領軍は、航空機を破壊したが、私たちの共通の夢は破壊できない。夢は、必ず再生する」と伝えた。

ウクライナのゼレンシキー大統領は、同日夕刻の記者会見にて、ムリーヤが失われたとし、「残念ながら、私たちの『ムリーヤ(夢)』を失った、古い『ムリーヤ』をだ。ただし、私たちは今、新しい夢を築いている。ウクライナに栄光あれ!」と強調した。