「エネルギー施設への攻撃は金曜未明からほぼない、ウクライナも同様に行動する」=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナのゼレンシキー大統領は30日、同日未明からロシア軍によるエネルギー施設への攻撃はほぼないと報告した。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで発言した

ゼレンシキー氏は、「今日は地域からの報告で始まった。私たちの全ての州で、金曜未明から、確かにエネルギー施設への攻撃がなかった。ほぼ、なかった。ドネツィク州を除いてだ。そこでは、ガスインフラに対して空爆があった」と発言した。

また同氏は、現在ロシアは物流や結節点となる駅への攻撃に方針を転換していると伝えた。その際同氏は、「具体的には、ウクルザリズニツャ(ウクライナ国鉄)の車両の1つ、特殊な発電車両が被害を受けた。今朝、ドニプロペトロウシク州で発生したことだ。重要なのは、私たちの鉄道職員たちが、全ての地域で運行を維持するために働いていることだ」と述べた。

同氏は加えて、ロシアはまた、一日中ウクライナの都市を無人機、ミサイル、航空爆弾で攻撃したとし、特にハルキウ州では米国企業「フィリップモリス」の倉庫へ弾道ミサイルによる攻撃があったほか、ニコポリやヘルソン、ハルキウ州・スーミ州・チェルニヒウ州の国境隣接地帯への攻撃もあったと報告した。

そして同氏は、「私たちのウクライナ側の姿勢は完全に鏡合わせのものだ。米国側は1週間のエネルギー施設への攻撃自制について言及しており、昨夜からそのカウントダウンが始まった。これら全てのことがどのように進むかは、当然パートナーである米国にかかっている。ウクライナは鏡合わせ的に攻撃を自制する準備があり、本日、私たちはロシアのエネルギー施設に対して攻撃を行わなかった」と発言した。

また、スヴィリデンコ宇首相は、Xアカウントにて、ロシア軍が過去24時間、鉄道インフラに対して7回の無人機攻撃を行ったと報告した

スヴィリデンコ氏は、「ロシアは私たちの物流ルートを意図的に攻撃している。それは、人々と民間物流に対する意図的なテロだ。過去24時間で、敵は鉄道インフラに対して無人機で7回攻撃を行った」と書き込んだ。

また同氏は、敵はシネリニコヴェ駅の鉄道インフラを攻撃し、停車中だった電車の車両数両が被害を受けた他、貨車、機関車、線路、送電線、管理・生産施設も損壊したと伝えた。同時に、死傷者は出ていないとのこと。

そして、同氏は、ウクルザリズニツャは安全上の理由から、ドニプロ〜ザポリッジャ間の鉄道運行を一時的に制限しているとし、夜間の便を利用する乗客は、ザポリッジャ州軍行政府が手配したシャトルバスによって輸送されていると伝えた。

これに先立ち、米国のトランプ大統領は29日、ロシアの首脳プーチン氏に対して、寒気の訪れるウクライナの都市に対する攻撃を1週間にわたり止めるよう要請したところ、プーチン氏が同意したと発言していた。