露軍侵攻によりキーウ市民35名が負傷=市長

ウクライナ首都キーウ(キエフ)のクリチコ市長は、26日の朝6時時点で、ロシアの侵攻により35名の市民が負傷、内2名は児童であったと発表した。

クリチコ市長が記者会見時に発言した

クリチコ氏は、「夜は困難だったが、しかしロシア軍は首都にはいない。敵は、同市に、とりわけホストメリ、ジトーミル方面から侵入しようとしたが、そこで敵は無力化された」と伝えた。

また、同氏は、市内では現在工作員グループが活動しているとし「複数の衝突、銃撃戦があった。朝6時時点で35名が負傷、その内2名は児童だ」と補足した。

その上で同氏は、「私は皆に忍耐するよう、シェルターに残るようお願いする。なぜなら、敵は空かが攻撃してくるからだ」と発言した。

これに先立ち、ロシア連邦のプーチン露大統領は24日、ドンバス保護を目的とした特別軍事作戦実施に関する決定を採択。同日午前4時頃、ロシアがウクライナに対する戦争を開始した。

ゼレンシキー大統領は、「誰も、ウクライナ人に国の自由と独立を明け渡すことを説得したり強制したりすることはできない」と強調した。

ウクライナ保健省は24日、同日朝にロシアがウクライナに対して開始した更なる侵攻により、ウクライナ国民57名が死亡、169名が負傷したと伝えた。