
マドリードでウクライナのヤヌコーヴィチ政権時代の幹部が銃殺される=報道
ウクルインフォルム
ロイター通信は、5月21日にスペイン首都マドリードで、ウクライナのヤヌコーヴィチ政権時代に大統領府第一副長官を務めたアンドリー・ポルトノウ氏が銃殺されたと報じた。
ロイター通信が警察の捜査に近い関係者の発言を元に報じた。
関係者によると、21日の朝、マドリードのポズエロ・デ・アラルコンに位置するエリート向けの「アメリカンスクール・オブ・マドリード」の門の近くで、不明の人物によりポルトノウ氏が銃撃され、殺されたという。
マドリード警察は、現地時間9時15分に銃撃の通報を受けたという。
また、ラジオ「Cadena SER」は、銃撃を受けた際、男性は子供を学校に送っているところだったという。
なお、アンドリー・ポルトノウ氏は、ヤヌコーヴィチ政権時代に、大統領府の副長官や第一副長官を務め、まだ最高会議(国会)議員にも2期にわたり選出されていた人物。
2021年から、ウクライナにおける大規模汚職への関与により、米国の制裁対象となっている。2022年6月にウクライナから出国している。