ウクライナ人為的大飢餓の取材記者映画『赤い闇』日本版予告公開

ウクライナ人為的大飢餓の取材記者映画『赤い闇』日本版予告公開

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ウクルインフォルム
スターリン体制化のソ連にて、1933年のウクライナで起きたホロドモール(人為的大規模飢餓)の真実を取材した外国人ジャーナリストを描く映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』の日本版予告編が公開された。

映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』公式ウェブサイトが伝えた

(編集注:ウクルインフォルムでは、同映画の日本語名をこれまでウクライナ語名を直訳した『真実の値段』としていましたが、以降は日本版正式名『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』と記述します。)

ポーランドのアグニェシュカ・ホランド監督のこの映画は、ウクライナのホロドモール(ソ連時代の人為的大規模飢餓)を題材にしたもの。世界恐慌最中の1933年、スターリン統治のソ連のみが繁栄していることに疑問を持った実在のウェールズ人ジャーナリスト、ガレス・ジョーンズ氏は、ソ連政権下のウクライナを訪れ、人為的大規模飢餓「ホロドモール」の実態を目撃する。映画では、ジョーンズ氏がソ連政権が繁栄の裏でひた隠すホロドモールの真実を記者として世界に伝えようとする姿が描かれる。

ジョーンズ氏を演じるのは、英BBC制作の『戦争と平和』で知られる俳優ジェームズ・ノートン。

映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』は、8月14日に日本全国で公開される。なお、同映画はウクライナでは昨年11月末に公開されている。

なお、同映画のコンサルタントを行ったのは、米国イェール大学の歴史研究者のティモシー・スナイダー氏。また、ウクライナのクリミア・タタール系歌手のジャマラ氏が、同映画に楽曲『真実の代償』を提供している。

映画は、ウクライナ、ポーランド、スコットランドで撮影されており、ウクライナではハルキウ市で撮影が行われた。

『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』は、ポーランドの第44回アート映画フェスティバルにて金獅子賞を獲得している他、2019年ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品されている。


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