ゼレンシキー宇大統領、マルコス比大統領と電話会談 協力につき協議
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は27日、フィリピンのマルコス大統領と電話会談を行い、台風被害につき哀悼の意を表した他、二国間協力につき協議を行った。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「大統領に、台風によって生じた人々の死と破壊につき哀悼の意を表した」と書き込んだ。
また同氏は、保証された平和の確立に向けた米国やその他パートナー国との共通の作業について報告したという。同氏はその際、和平努力やウクライナの主権と領土一体性への支持、並びにフィリピンの明確な立場につき謝意を伝えたという。
さらに両首脳は、食料安全保障、農業、デジタル化の分野の協力の方向性についても話し合ったとある。ゼレンシキー氏は、「フィリピンはまた、ウクライナが有する経験や技術にも関心がある。私たちは、近々両国チームが全ての問題に取り組むことで合意した」と伝えた。
これに先立ち、今年6月、フィリピンのテオドロ国防相は、シンガポールで開催された「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」の会場内でウクライナのコゼンコ国防次官と会談した際に、フィリピンはウクライナとの防衛関係の拡大に関心があると伝えていた。