米国のロシア石油会社に対する制裁は「転換点」=マクロン仏大統領
ウクルインフォルム
フランスのマクロン大統領は23日、ロシアの石油企業に対する米国の新たな制裁は「転換点」だと形容した。
マクロン大統領が、ブリュッセルでの欧州理事会会合終了後の記者会見で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
マクロン氏は、「私たち(編集注:EU)が数週間取り組んできた制裁パッケージは、米国の制裁と時期が一致した。その制裁は前例のない規模でロシア石油輸出業者を直撃し、つまりはロシアの軍事努力の資金源を直撃する」と述べた。
そして同氏は、欧州と同時に発動された米国の決定を「転換点」と形容した。
同氏はその際、「私は、今回のことを転換点だと思う。米国が大規模な制裁を発動することを決定した。彼らはこれまでそれを拒否してきた。したがって、それはロシアの戦争努力の資金調達にとって巨大な損失となる。私たちが把握しているように、ロシア経済が苦しみ始めている時期においてそれは生じている」と述べた。
さらに同氏は、EUやその他の国が科している圧力が一緒になることで、制裁はロシアに影響を与えるだろうと指摘した。
写真:ウクライナ大統領府