ウクライナ議会、人道政策担当副首相権文化相を任命
ウクルインフォルム
ウクライナ最高会議(国会)は21日、テチャーナ・ベレジュナ氏を人道政策担当副首相兼文化相に任命した。
最高会議議員266名が同任命に賛成した(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ベレジュナ氏は、同職への任命投票に際して、いくつかの優先事項に基づいて同職の業務を行う考えだと述べた。その際同氏は、「第1に、それは文化分野への資源の誘致である。(中略)第2の業務の優先事項は、ウクライナの文化遺産の保護である。(中略)第三の優先事項は、文化施設の自律性と強靭性の維持である」と説明した。
また同氏は、「文化は私たち国家の基盤だ。その上に経済、教育、安全保障が成り立つ。文化こそが、私たちが誰なのか、なぜ存在しているのか、何のために存在しているのかを説明する。そして今日、最も重要なことは、文化が本当に国家の安全保障の問題となっているということだ。それは私たちのコードであり、私たちの記憶であり、私たちが何のために戦っているかの意味なのだ」と語った。
なお、ベレジュナ氏は、今年大阪で開催された万博で、ウクライナ総代表をつとめ、ウクライナ・パビリオンの実現に責任を負っていた人物。
2025年7月28日には、ベレジュナ氏はウクライナ文化・戦略コミュニケーション相代行に任命されていた。それ以前は、2022年6月17日のウクライナ内閣により、ウクライナ経済次官職を務めていた。
写真:ベレジュナ副首相(フェイスブック)