米国はウクライナとの協力強化の可能性を検討している=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー氏が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、トランプ氏とエネルギーや防空強化の可能性について非常に詳細に話し合ったと伝えた。
また同氏は、オデーサなどのウクライナの自治体の状況についても情報を提供したと述べた。
その際同氏は、「トランプ大統領は、首都や他の地域の状況について質問した。世界は、ロシアが何をしているか、そして世界の首脳たちが中東での戦争終結の試みに集中していることを、ロシアがどのように利用しようとしているかを目にしている」と指摘した。
同氏は加えて、(中東での)合意にはうまくいくチャンスがあると述べ、1つの地域で平和と安全が増えれば増えるほど、世界の全ての人により多くの可能性を与えるものだと述べた。そして同氏は、ウクライナはいつもそのような立場から、ウクライナの防衛を支援し、安全保障のために、欧州での私たちの活動を支援するよう世界に呼びかけていると説明した。
同氏はそして、「残念ながら、ロシアというのは、世界の注意が他に向いている時、とりわけ、ロシアが唯一の、文字通り最新の本格的な戦争の源泉であり続けていることがもはや明白な時にさえ、さらに激しく攻撃を仕掛けるための、あらゆる機会を模索するテロリストなのだ」と指摘した。
その上で同氏は、ウクライナは米国とその他のパートナー国が、ウクライナが耐えられるようにするために、今後も強力に行動し、強く圧力をかけていくことを期待していると述べた。
その際同氏は、「今日、私は、米国が私たちの協力を強化する可能性を検討しているという必要なシグナルを受け取った」と伝えた。
また同氏は同日、カーニー加首相とも電話会談を行、主にウクライナの防空とエネルギー支援の必要性について話し合ったと報告した。
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は11日、トランプ米大統領と電話会談を行い、ウクライナの防空強化などにつき話し合っていた。
写真:大統領府