バビシュ・チェコ次期首相候補、ゼレンシキー宇大統領にウクライナ支持を伝える
ウクルインフォルム
チェコ議会選挙で第1党となったANOの代表であり、同国の次期首相とみなされているアンドレイ・バビシュ氏は9日、ウクライナのゼレンシキー大統領と電話会談を行った際に、ウクライナへの支持を表明した。
バビシュ氏の発言をラジオ・プラハ・インターナショナルが報じた。
バビシュ氏は、「私たちはこれまでに3回会ったことがある。最後は、2019年11月にキーウでだ。私は、彼が私に連絡して、現状を描写してくれたことを嬉しく思う。私は、私たちの支持と、戦争のできるだけ早期の終結への祈念を表明した」と発言した。
また同氏は、来年ウクライナを訪問する可能性にも言及した。同氏はその際、「私たちは、全てがうまくいけば、来年私個人がウクライナを訪れ、そこであらゆることを協議することにも合意した」と伝えた。
ゼレンシキー宇大統領もまた、Xアカウントで、同電話会談について報告し、バビシュ氏に同国議会選挙でのANOの勝利を祝福したと伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今日、チェコの議会選挙に勝利した政党のトップ、アンドレイ・バビシュ氏と話し、勝利を祝い、成功を祈念した。アンドレイ氏は、私たちのロシア侵略との戦いにおけるウクライナの人々の勇敢さを讃えた」と書き込んだ。
また同氏は、バビシュ氏に対して、米国、欧州、その他の国々と一緒に公正な平和を達成するための外交作業や、外交全般の状況について報告した。
同氏はそして、「近々直接会談した際、今後の協力について話し合うことで合意した」と伝えた。
さらに同氏は、ウクライナはチェコとの戦略的パートナーシップを重視しており、困難な時期における支援につき感謝していると伝えた。同氏は加えて、「私たちは、私たちの国々の協力がより生産的なものとなるように作業している」と書き込んだ。
写真:Lukas Kabon/AA/picture alliance