「今こそロシアの原油輸出への圧力を最大化する時」=G7財務相、共同声明発出
ウクルインフォルム
1日、G7財務相会議がオンラインで開かれ、G7の閣僚たちはロシアに対する圧力を強める共同措置をとることに合意した。
日本財務省がG7財務相声明の仮訳を公開した。
声明には、「我々、G7財務大臣は、2025年10月1日にヴァーチャル形式で会合を行い、ロシアによるウクライナに対する継続した残酷な戦争を終結させ、ウクライナが自らを守るために行っている取組を支援するべく、ロシアへの圧力を強める共同のステップを取ることに合意した」と書かれている。
また、財務相たちは、NATO加盟国への領空侵犯、市民への攻撃の増加及びウクライナ国内の政府庁舎や外交施設への損害を含むロシアの継続的に激化する行動は受け入れられず、和平の仲介を阻害していると指摘した。
さらにG7財務相は、「ウクライナの資金ニーズに対処し、ロシアが凌ぎきれなくなることを確保するための広範な選択肢を策定中」だと伝えた。
声明にはまた、「我々は、今こそ、ロシアの主要な収入源である、ロシアの原油輸出への圧力を最大化する時であると合意した。我々は、ロシアのウクライナ侵略以降ロシア原油の購入を増加させ続けている者や迂回を促進している者を対象とする」と書かれている。
その他、財務相たちは、「我々は、炭化水素の輸入を含む我々の残されているロシアからの輸入を、段階的な停止を目的として、大幅に削減するための具体的な措置を取る。我々はまた、ロシアの戦争遂行の資金を支援する国及び主体に対し、ロシア原油を源とする精製品に関するものを含め、貿易措置やその他の制限を真剣に検討している」と表明している。