ゼレンシキー宇大統領、ロシア軍によるNATO加盟国領空侵犯につき「偶然ではない」
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は、19日のロシア軍戦闘機3機がNATO加盟国エストニアの領空を侵犯したことにつき、それは偶然ではなく、ロシアの欧州とNATOに対する体系的キャンペーンの要素だと指摘した。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ロシアの戦闘機が再びNATOの空域を侵した。今回はエストニアだ。それは看過し得ない。ロシアの不安定化は、新しい国、新しい方面へと拡大している。彼らは、ルーマニアやモルドバでのような政治プロセスへの介入から、ポーランドやルーマニア、そして今般のエストニアでのような領空侵犯に至るまで、あらゆる手段を利用している。それは偶然ではない。それは、ロシアの対欧州、対NATO、対西側の体系的キャンペーンだ。そして、それは体系的な対応を必要としている。強力な行動が不可欠だ。共通のもの然り、個々の国のもの然り」と書き込んだ。
また同氏は、ロシアは経済的なものをはじめ、国際圧力によるさらに大きな痛みを感じるべきで、制裁がそれを最も良く確保する手段だと指摘した。同時に同氏は、戦争におけるロシアの損耗も増大しなければならず、それは強力なウクライナ軍によって達成可能だと述べた。
同氏はその上で、「支援してくれている皆に感謝している。欧州、米国、G7、皆が強力に行動すべきだ」と伝えた。