ウクライナ、イスラエルによるカタール領攻撃を「受け入れられない」
ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は10日、前日のイスラエルによるカタール首都ドーハの人口密集地への攻撃を「受け入れられない」ものとして批判した。
ウクライナ外務省が「カタールに対するイスラエルの攻撃」と題する声明を発出した。
声明には、「ウクライナ外務省は、9月9日のカタール首都ドーハの、とりわけ、諸外国の外交代表部もある人口密集地に対して行われた攻撃は受け入れられないものとみなしている。ガザ地区における情勢解決の和平交渉において仲介役を担っている国家の領土に対する攻撃は、国際法への著しい違反であり、地域の情勢緩和を目的とする国際社会の努力に反するものである」と書かれている。
また外務省は、カタールの政府と国民との連帯を表明した上で、同国の主権の侵害は看過できないと強調した。
外務省はさらに、ウクライナはガザ地区における強靭な停戦の達成と外交的手段での情勢解決を目的とするカタールの努力を支持していると伝えた。
その上で外務省は、「私たちは、カタールの仲介努力に悪影響をもたらし、地域における治安状況の追加的激化を引き起こしかねない行動を全ての当事者が控える必要があると確信している。私たちは、全ての当事者に速やかに暴力を停止し、交渉プロセスへ回帰するよう要請する」と訴えている。