ゼレンシキー氏とプーチン氏は「会談の準備がまだない」=エルドアン・トルコ大統領
ウクルインフォルム
トルコのエルドアン大統領は2日、中国でロシアのプーチン氏と、電話でウクライナのゼレンシキー氏と、ロシア・ウクライナ戦争の終結方法について議論したと述べつつ、両者は首脳会談を行う「準備がまだ整っていない」と発言した。
エルドアン大統領が、中国から帰国する専用機内で記者団に対して発言した。ロイター通信が報じた。
エルドアン氏は、中国でプーチン氏と会った後に、機内からゼレンシキー氏に電話をかけたことを明らかにした。同氏はその際、ゼレンシキー氏とプーチン氏は二者の首脳会談への準備がないとと発言した。
また同氏は、ここ数か月、イスタンブルでロシアとウクライナの当局者間で協議が行われており、和平への道は開かれたままだと述べた。
そして同氏は、トルコは和平への期待を具体的な結果に変えるために、「交渉レベルを段階的に引き上げる」ことを支持すると述べつつも、いかなるイニシアティブも最終的には首脳レベルで扱われる必要があると付け加えた。ただし同氏は、そのための条件はまだ整っていないとも述べた。