ウクライナ内閣、経済保安庁長官を任命
ウクルインフォルム
ウクライナの閣僚会議(内閣)は6日、選考委員会が選出していたオレクサンドル・ツィヴィンシキー氏を経済保安庁長官に任命した。
スヴィリデンコ首相がテレグラム・チャンネルで報告した。
スヴィリデンコ氏は、「今日、内閣は、オレクサンドル・ツィヴィンシキー氏をウクライナ経済保安庁の長官に任命する決定を下した」と伝えた。
また同氏は、選考委員会がツィヴィンシキー氏を長官候補に選出してから、ポリグラフなどの検査が行われた後、同候補に異論は存在しないと指摘した。
その上で同氏は、「私たちは、同庁の活動の刷新、機構の強化、同庁とウクライナの企業の間の大きな信頼水準の達成を期待している。重要なのは、ウクライナにおける経済関係が裏取引によって歪められることなく、企業が国家からの敬意を期待できるようになることだ」と伝えた。
これに先立ち、2024年6月ウクライナ最高会議(国会)は、経済保安庁再起動法を採択していた。同法は、同庁長官の交代と同庁全職員の再認証を定めていた。
2025年6月末、選考委員会が経済保安庁長官の公募で元国家汚職対策局(NABU)の捜査官だったオレクサンドル・ツィヴィンシキー氏を選出したと発表していた。
6月26日、G7大使ウクライナ・サポート・グループは、Xアカウントにて、経済保安庁長官の公募における最終的一歩が行われたことを歓迎していた。
しかし、7月7日、ウクライナ閣僚会議(内閣)は、ウクライナ保安庁(SBU)などから提供された国家安全保障に関する追加資料を検討した後に、経済保安庁長官選考委員会に対して、全ての規定要件を満たす候補者を2名以内で再提出するよう提案する決定を下していた。
7月29日、欧州委員会は29日、ウクライナ政権に対して経済保安庁長官の任命プロセスを加速させるよう主張していた。
写真(スクリーンショット):JustTalk/youtube