ゼレンシキー宇大統領、EUの新しい対露制裁承認を歓迎
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルに書き込んだ。
また同氏は、「EUの決定は、私たち皆が一緒に積極的に活動してきたものだ。今回の戦争に関する対露制裁の第18次パッケージをより強力することができたし、今日そのパッケージが承認された。支援してくれた人皆に感謝している」と強調した。
同氏はさらに、第18次制裁パッケージは、ロシアのタンカー船団(編集注:いわゆる「影の船団」)への圧力を継続するものであり、船舶だけでなく、船団の船長や、殺戮のための資金調達を支援する企業も対象となると説明した。
同氏は加えて、EUはロシア産原油に対する価格制限を厳しくし、1バレルあたり約46ドルとすると伝えた。
そして同氏は、「世界の他のパートナーと調整して、価格上限がロシアの収入を実際に削減するように取り組んでいく。それは可能だ。すでに、どのように圧力をかけるべきかを把握している」と述べた。
同氏はまた、EUが「ノルドストリーム」パイプラインに関連する全ての取引を禁止する決定を下したと伝えた上で、そのパイプラインはプーチンによる全面戦争の準備の一環であったと指摘した。
その上で同氏は、「ロシアの戦争インフラは全て遮断されねばならない。私たちは、EUの制裁のウクライナ国内での同期化を迅速に準備している。また、パートナーのレベルとウクライナの法制下の両方で、新たな制裁措置について準備を進めている」と述べた。
同氏は、今回の制裁採択に関し、欧州委員会のフォンデアライエン委員長、欧州理事会のコスタ議長、そして別途「EU議長国としての確かに強力なスタート」につき、デンマークに謝意を伝えた。
その際同氏は、「これは必要な決定であり、ロシアが私たちの町や村への攻撃をより残酷に攻撃したことへの対応として、今こそ必要なものだ」と強調した。
これに先立ち、18日、EUは、第18次対露制裁パッケージを承認していた。