ゼレンシキー宇大統領、復興会議で採択された2つの重要決定を説明
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、ローマで開催されている国際ウクライナ復興会議の際に、新たに「復興連合」と欧州復興基金の開設が発表されたと伝えた。
ゼレンシキー大統領がローマで開かれている国際ウクライナ復興会議の際の記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今日、私たちはウクライナを支援する新しい連合、復興連合を発足させた。私たちは、最大限詳細で明確な復興計画を一緒に作成することで合意した。それは国際的に認められた文書とならねばならず、私たちがパートナーたちと協力して復興のあらゆる重要な優先課題をどのように見ているかを示すものだ。そのような文書こそが、投資や、ビジネス誘致のため、そして具体的な措置への政治的およびその他の支援のための本当のロードマップとなり得るのだ」と述べた。
同氏はまた、同日発表された欧州復興基金の設立についても伝え、「それは、欧州委員会、欧州投資銀行、それからイタリア、ドイツ、フランス、ポーランドの4か国が参加して設立される、まさに欧州の基金となるだろう。私たちは他のパートナーも参加することを期待している」と説明した
その他同氏は、ウクライナの復興プロジェクトにはウクライナの友好国だけが参加すると強調した。その際同氏は、「それは友人たちだけのためのプロジェクトだ。もう一度そのことを強調する。復興プロジェクトは友人たちと本当の命の防衛者たちだけのためのものだ」と発言した。
これに先立ち、同日、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長は、欧州ウクライナ復興基金の稼働を発表していた。