スーミを奪うという課題はないが、その可能性は排除はしない=プーチン
ウクルインフォルム
ロシアの独裁者プーチン氏は20日、ロシア軍はウクライナ北部スーミ市を制圧する目標を設定していないが、しかし、それを行う可能性は排除しないと発言した。
プーチン氏が、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムの際に発言した。ナストヤシェイェ・ブレーミャが報じた。
ロシア軍のスーミ州領内への進軍について問われたプーチン氏は、「彼ら(編集注:ウクライナ軍)はクルスク州に侵入し、犯罪を行った。私たちは彼らを追い出した。そして今、私たちは国境沿いに安全地帯を設置せざるを得なくなっている。スーミを奪うという目標はないが、原則として、その可能性を排除しない」と発言した。
また同氏は、ロシアはスーミ州のロシアとの国境付近に「8~12キロメートルの深さの安全地帯」を設置していると述べた。
その他同氏は、「ロシア人とウクライナ人は一つの民族であり、その意味で、ウクライナ全体が私たちのものだ」という、これまで同様のプロパガンダ的主張を繰り返した。同氏はさらに、「昔からのルールがある。ロシア兵が足を踏み入れた場所は、私たちのものだ」と主張した。
同時に同氏は、ウクライナの降伏を求めているわけではなく、「現実の承認」を求めているのだと訴えた。