
プーチンはウクライナ攻撃によってG7首脳を弱く見せたがっている=シビハ宇外相
ウクルインフォルム
ウクライナのシビハ外相は17日、ロシアの首脳プーチン氏はカナダでG7首脳会議が開かれる際にウクライナを攻撃することで、G7首脳たちが弱く見えることを望んでいると指摘した。
シビハ外相がXアカウントにコメントを書き込んだ。
シビハ氏は、「本日未明、ロシアはウクライナに対し大規模かつ残忍な攻撃を行った。数百機の無人機とミサイルが市民を標的にして放たれた。キーウは特に激しい攻撃を受けた。プーチンはG7首脳会議の(編集注:最終日を)前に、意図的にその行為を行っている。彼は、殺戮の停止を呼びかけてきた米国や他のパートナーたちに対し、完全な不敬のシグナルを送っているのだ」と指摘した。
同氏はまた、ロシアは停戦や、解決策を見つけ、戦争を終わらせるための首脳会談を拒否しているだけではないとし、「外交的解決策を模索しているふりをしながら、シニカルにウクライナの首都を攻撃している」とコメントした。
そして同氏は、「プーチンの狙いは非常に単純だ。G7首脳を弱く見せること。強力な措置とモスクワへの真の圧力だけが、彼が間違っていることを証明できる」と強調した。
これに先立ち、16日から17日にかけての夜間、ロシア軍はウクライナに対して無人機とミサイルで再び大規模な攻撃を行った。キーウでは14名が死亡、99名が負傷、オデーサでは1名が死亡、10名が負傷したと発表されている。また、キーウ州とチェルニヒウ州でも各1名の負傷者が出ている。