多くの人が思うより早くウクライナはロシアに勝つ=カナダ専門家
ウクルインフォルム
カナダのトロント大学にて「G7リサーチ・グループ」を率いるジョン・カートン博士(国際関係)は、ウクライナは同盟国の支援を受けることで、現在の戦争において、多くの人が現在思っているよりも早く、ロシアを破ることができるだろうとの見方を示した。
カートン博士がウクルインフォルムとのインタビュー時に発言した(リンク先はウクライナ語)。
カートン氏は、「戦争は、多くの人が予想しているよりも早く終わる。ウクライナと民主的世界の勝利によってだ。ソ連はアフガニスタンで約10年間負け続けた。それよりはるかに弱いロシアは、(編集注:当時のアフガニスタンより)はるかに強いウクライナに対してそれほど長く耐えられない。戦力の比率に疑いはない。唯一の未解決なことは、政治的意志である」と発言した。
また同氏は、G7の間でウクライナをめぐっての団結は長期的に維持されるとの確信を示した。その際同氏は、「私は、団結は維持されると確信している。予算面の困難や、G7諸国全ての内部で多くの課題があるにもかかわらず、欧州連合(EU)は最近対ウクライナへの新しいトランシュを拠出した。かつてはためらいがちだったパートナーからも新しい兵器が届いている。メルツ首相率いるドイツの路線変更は、英国、フランス、そしてもちろんカナダのリーダーシップのもとで、欧州がかつてないほど活発化していることを示すものだ」と指摘した。
同時に同氏は、懸念も表明し、「私たちは、奇妙で憂慮すべき状況も目にしている。トランプ大統領が今もプーチンに関する否定的なことは何も言うことができないのだ」と指摘した。