ゼレンシキー宇大統領、エルドアン土大統領とイスタンブルでの次期会合につき電話協議
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は30日、トルコのエルドアン大統領と電話会談を行い、イスタンブルで近日中に開催される会合について協議を行った。
ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルで報告した。
ゼレンシキー氏は、先ほど私はエルドアン土大統領と非常に中身ある良いやり取りを行った。私は、彼個人とトルコ全体に、私たちの国領土一体性と主権への支持に関する原則的な立場につき謝意を伝えた」と書き込んだ。
また同氏は、両首脳は前回のイスタンブルでの第1回ウクライナ・ロシア・トルコ3者会合について協議したと伝えた。その際同氏は、被拘束者の交換は会合の重要な成果だが、しかし、残念ながら成果はそれだけしかないと指摘し、平和へのさらなる進展のためには停戦が必要だとし、殺人を止めねばならないと訴えた。
同氏によれば、両首脳はまたイスタンブルであり得る次回の会合と、ウクライナがどのような条件ならその会合に参加する準備があるかについて話し合ったという。
そしてゼレンシキー氏は、「私たちは両方とも、その会合が空っぽであってはならないし、そうであるべきでないと思っている。また、私たちは、ウクライナ、ロシア、トルコ、米国の首脳での4者会合の組織の可能性についても協議した」と伝えた。
その他両首脳は、ウクライナ南東欧サミットへのトルコの参加についても協議したという。
これに先立ち、ロシアのラヴロフ外相は28日、同国は6月2日にイスタンブルでロシアとウクライナの代表団による交渉の2回目を開催することを提案していた。これに対して、ウクライナのシビハ外相は、それまでにロシアが策定したとする「覚書」案をウクライナに渡すよう提案している。