クリミアは自由であるべき=ゼレンシキー宇大統領

クリミアは自由であるべき=ゼレンシキー宇大統領

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ウクライナのゼレンシキー大統領は、5月18日の「クリミア・タタール民族ジェノサイド犠牲者追悼の日」と「クリミア・タタール民族権利闘争の日」に際して、クリミアは、ウクライナ全土同様、自由であるべきで、帝国は常に崩壊するものだと発言した。なお、これらの日は、1944年5月18日にソ連政権がクリミア・タタール民族全体をクリミア半島から中央アジアに追放した事件の犠牲者を追悼するために定められている。

ゼレンシキー大統領がXアカウントに書き込んだ

ゼレンシキー氏は、「今日は、なぜ全ての残虐な帝国が崩壊に値するかを思い出す日だ。81年前、ソヴィエト政権がクリミア・タタール民族の追放を開始した。民族全体が、故郷の地から追放され、死の旅路へと放り出され、それが何千何万の人、多くの家族にとって死の宣告となった。少なくともクリミア・タタール民族の3分の1が病気、飢餓、衰弱、虐待によって命を落とした」と指摘した。

同氏はまた、その悲劇は犯罪的全体主義体制とモスクワの指導者たちへの不処罰によって生じたものだと指摘した。そして同氏は、「二度と繰り返されるべきでない悲劇。しかし、2014年にロシアによる新たなクリミア占領が生じ、今再び何千もの家族が、残念ながら、引き裂かれている。再び、自由と自らの家のために戦わざるを得なくなっている」と訴えた。

そして同氏は、「私たちは、クリミア・タタール民族の追放、このジェノサイドの犠牲者全員を追悼する。私たちは、民族が故郷に戻れたことの重要さを覚えている。私たちの独立国家を守るため、全ての私たちの人々を守るため、私たちの全ての大地を守るために働いている」と伝えた。

その上で同氏は、クリミアは、ウクライナ全体と同じく、自由でなければならないとし、「帝国は常に崩壊する」と強調した。

なお、本日、5月18日、ウクライナでは、「クリミア・タタール民族ジェノサイド犠牲者追悼の日」と「クリミア・タタール民族権利闘争の日」と定められている。この日は、1944年5月18日にソ連政権がクリミア・タタール民族全体をクリミア半島から中央アジアに追放した事件の犠牲者を追悼するために定められている。このソ連の追放作戦は、1944年5月18日午前3時に始められ、6月初旬まで続けられた。最大規模の追放は、5月18日から20日までに行われた。


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