ゼレンシキー宇大統領、ロシア代表団は「はりぼて」
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は15日、ロシアがトルコへ派遣した代表団は、本質的ではない見せかけの「はりぼて水準」の代表団だと形容し、ウクライナ代表団の今後の行動はエルドアン土大統領との会談後に発表すると約束した。
ゼレンシキー大統領がアンカラ到着直後の短い記者会見の際に発言した。大統領府広報室が動画を公開した。
ゼレンシキー氏は、「ロシア人の(編集注:代表団の)水準は公式には私は把握していないが、私たちが見ているものからして、それはむしろ、はりぼての水準に近いものだ。私たちは、エルドアン大統領とのやりとりの後で、何をするか、私たちの行動がどのようになるかを考える。思うに、私たちは、重要なやりとり、重要な決定のために数時間があるだろう。私たちは、ロシア代表団の水準、彼らのマンデート、彼らが何かしら独自に決定できるのかどうかを理解せねばならない。なぜなら、ロシアで誰が決定を下しているか、私たち皆が知っているからだ」と発言した。
また同氏は、ウクライナ代表団は米国側と連絡を取り合っていると発言した。
これに先立ち、ロシアの首脳プーチン氏は14日、トルコでのウクライナとの交渉に参加する代表団のメンバーを確定していた。代表団は、ウラジーミル・メジンスキー大統領補佐官が率いるという。その他代表団には、ガルージン外務次官(元駐日ロシア大使)、コスチュコフ軍参謀本部情報総局局長、フォミン国防次官が加わるという。
なお、プーチン氏本人は同リストには入っていない。