ゼレンシキー宇大統領、15日のプーチンとの会談が生じるように「あらゆることを行う」

ゼレンシキー宇大統領、15日のプーチンとの会談が生じるように「あらゆることを行う」

ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は13日、5月15日のエルドアン・トルコ大統領との会談の一環で、ロシアのプーチン氏との停戦交渉のためにアンカラからイスタンブルまで渡航する準備があると発言した。

ゼレンシキー大統領が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私は、私たちの会談についてエルドアン大統領と話した(編集注:12日の電話会談)。ロシアと同国リーダーから一切の他の余計な印象操作がないように、曖昧なことは全てなくしておきたい。私たちは、エルドアン大統領との間で彼(エルドアン大統領)とトルコ首都アンカラで会談すると話した。その会談は木曜日、15日に行われる。私たちは、トルコでプーチンとの会談を待つ。ロシアに、町のことで印象操作を行わせたり、プーチンはアンカラへと渡航する準備はなく、イスタンブルのみに渡航する準備がある、などと言わせたりしないよう、今のうちに言っておく。プーチンが首都(アンカラ)ではなく、イスタンブルへとやってくるなら、トルコ側が、私たちとエルドアン氏がイスタンブルへと行けるようにする準備がある。つまり、いずれにせよ、その会談が生じるようにあらゆることを行う。もしプーチンが本当に、メディアだけでなく、実際に会談する準備があるなら、その際は、停戦について合意するために、首脳レベルであらゆることを行う」と発言した。

また同氏は、トランプ米大統領が会談への合流の提案を受け取ったと指摘した。その際同氏は、「私は、米大統領の決定については知らないが、いずれにせよ、彼が自らの参加を認めたら、それはプーチンがやってくることへの追加的な後押しとなるだろう」と発言した。

加えて同氏は、停戦はロシアのトップとのみ合意できるものだと強調した。その際同氏は、復活祭の時も、5月8〜10日の時も、ロシアはメディア空間で、停戦への準備があるとのシグナルを出していたが、停戦を遵守はしなかったと喚起した。同氏は、5月8〜10日の期間、ロシア軍はウクライナに対して115回の空爆を行い、197弾の滑空爆弾を投下し、1万21000回の砲撃を行い、その内187件は多連装ロケットシステムによる砲撃で、さらにウクライナの民間インフラが7303機の無人機で攻撃されたと発言した。

これに先立ち、米国のトランプ大統領は12日、イスタンブルで開催されるかもしれないゼレンシキー宇大統領とロシア首脳プーチン氏との会談に、自身も合流する可能性を検討していると発言していた。

また10日、ウクライナ、フランス、ドイツ、英国、ポーランドの5か国の首脳は、5月12日からの最低30日間の完全かつ無条件の停戦開始の支持を表明していた。

これに対して、ロシアの首脳プーチン氏は11日、5月15日から2022年時の「協議が中断したところ」でウクライナとの直接交渉をトルコで再開することを提案していた。

その後、ゼレンシキー大統領は11日、ロシアによる停戦を期待しているとしつつ、5月15日に自身はトルコにてロシアのプーチン氏を待つと発言していた。


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