ウィトコフ米特使、あり得るウクライナ・ロシア交渉の３つの基本議題に言及

ウィトコフ特使がブライトバート・ニュースとのインタビュー時に発言した。

ウィトコフ氏は、「私は、主要な問題は、地域（編集注：被占領地）、原発（編集注：占拠されているザポリッジャ原子力発電所）、それからウクライナ人がドニプロ川をどのように使い、海に出られるかだと思っている。私は、私たちが席に着けば解決は難しくないものがあると思っている。彼らは互いに話し合っていく。私たちは、彼らの間の問題を絞り込み、それぞれの懸念に対応するための妥協や想像的な解決策を見つけ出す。実際にそれができれば、私は、もうすぐ良いニュースを得られることを期待している。実際にそれができれば、私は、この紛争を終わらせられる大きなチャンスがあると思っている」と発言した。

同氏はまた、問題の一部は、米国が双方を席に着けられなかったことにあるとの見方を示した。

加えて同氏は、ウクライナ側ともロシア側とも政権関係者と話をしてきたと発言した。その際同氏は、「私は双方と話してきた。皆と話さなくては、仲介したり、解決策を作ったりすることに参加はできないだろう。私は、アンドリー・イェルマーク氏ともゼレンシキー大統領ともウメロウ国防相とも話した。私たちには、肯定的な議論があった。私は、英国、フランス、ドイツ、イタリアの国家安全保障担当補佐官皆とも話してきた。私は、プーチン氏とも話した。プーチン氏の署名がなければ合意は成り立たない。彼は、ロシア連邦の指導者なのだ。なぜかプーチン氏とは話すべきでないという者もいるが、私は、その論理が理解できない。皆と話さなければならない」と訴えた。

さらに同氏は、トランプ米大統領は双方に直接対話を迅速に行うように、「最後通牒を突きつけ」、そうでなければ米国は交渉プロセスから手を引くと伝えたと述べた。

写真：ブルームバーグ