ゼレンシキー宇大統領、米国との鉱物資源協定につき「対等な文書だ」
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ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は1日、米国との間で締結されたいわゆる鉱物資源協定につき、その署名はウクライナと米国の大統領がバチカンで会談した結果だとし、その協定は公正な条件での協力を定めるものだと発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージで伝えた。
ゼレンシキー氏は、「この協定は準備の過程で大きく変化した。今ではそれは本当に対等な協定であり、ウクライナへのかなり大型な投資機会を創出するものだ。さらに、ウクライナにおける生産拠点の著しい近代化のためでもある。また、私たちの国の法制面の通例の近代化でもあることも重要だ」と伝えた。
また同氏は、同協定には、負債はなく、復興基金が作られ、基金はウクライナ国内へ投資し、ウクライナで収益を生んでいくと指摘した。そして同氏は、「それは、パートナーシップでウクライナも、私たちを防衛で支援してくれている米国も稼ぐことのできる、米国との公正な条件での共同作業だ。私たちは、協定締結への準備について、米国のトランプ大統領と話してきた。バチカンでの会談の際も話した。実質的に私たちは今、バチカンでの会談の最初の結果を得たのだ。その会談を確かに歴史的なものとする結果だ」と強調した。
加えて同氏は、協定の準備を行ったウクライナと米国のチームに謝意を伝え、交渉はしばしば困難だったが、作業は実に専門的だったと称えた。
その他同氏は、ステファンチューク最高会議(国会)議長と、同協定の批准や今後の立法作業について話し合ったと伝えた。