「私たちが大切にしているのは人命であってパレードではない」=ゼレンシキー宇大統領、プーチンの「停戦」予告にコメント
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は28日、ロシアの首脳プーチン氏が一方的に予告した停戦について、そのためには5月8日まで待つ必要はなく、停戦は即時実行できるはずだと発言した。
ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に発言した。
ゼレンシキー氏は、「今再び印象操作の試みが行われている。なぜか皆が5月8日まで待たなければならず、その時に初めて、(軍事)パレードの時にプーチンのために停戦を確保するために攻撃を止めるというのだ。私たちが大切にしているのは人命であって、パレードではない。だからこそ、私たち、そして世界は、5月8日まで待つ理由はないと考えているのだ。攻撃は、数日間だけ停止され、その後また人を殺すために再開されるのではなく、完全に止められなければならない」と発言した。
また同氏は、即時かつ完全かつ無条件で、少なくとも30日間の停戦が、保証され、信頼できるとし、それが真の外交に基盤をもたらすことができるものだと訴えた。
これに先立ち、ロシアの首脳プーチン氏は28日、ロシアで祝われる対独戦勝記念日に合わせて、5月8日から11日にかけて、「停戦」を行うと一方的に発表していた。