
トランプ米大統領、プーチン氏に攻撃停止と合意署名を期待していると発言
トランプ大統領がニュージャージー州の空港で記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
トランプ氏は、「私は会談は良かったと思っている。今後数日で何が起こるか見てみよう。私たちは多分、多くのことを知ることになるだろう」と発言した。また同氏は、ゼレンシキー氏との会談は「心地良く素晴らしい」ものだったとし、ゼレンシキー氏は「自分の国のために何か良いことを行いたがって」おり、そのために一所懸命に作業していると指摘した。
そして同氏は、「彼は私に、もっと武器が必要だと述べた。彼はもう3年間武器がもっと必要だと述べているのだが。そのため、私たちは何が起こるか見てみる」と発言した。
記者から、米大統領執務室での会談以降、ゼレンシキー氏への態度が改善されたのかと質問されると、トランプ氏は、彼への態度は一度も悪くなっていない、その時は単に口論が生じただけだとし、同時に同氏は、ゼレンシキー氏のいくつかの立場には同意していないとも発言した。
そして同氏は、「彼は難しい状況にある。非常に難しい状況に。そして、はるかに大きな力と戦っている」と指摘した。
同時に同氏は、ロシアが交渉が始まってからミサイルを発射したことに「非常に幻滅している」と強調した。そして同氏は、ロシアが今後どのように振る舞っていくかを見たいと述べた。
その際同氏は、ロシア・ウクライナ間の和平合意は「非常に複雑だ」と認めた。
さらに同氏は、ゼレンシキー氏はクリミアについても話したが、それは「とても短時間」だったと認めた。記者から、ゼレンシキー氏はクリミアを断念すべきかと質問されると、トランプ氏は肯定しつつ、同時に、それはオバマ元大統領とバイデン前大統領の問題だと訴えた。
そして同氏は、「聞いてくれ、クリミアが生じたのは11年か12年前のことなのだ。その時大統領だったのはオバマだ。彼らはクリミアを一発の発砲もないまま断念した。だから、私にクリミアのことは話さないでくれ。オバマとバイデンにクリミアについて話してくれ」と発言した。
記者から、プーチン氏には何を望むかと質問されると、トランプ氏は、「彼が攻撃を止めて、席に着き、合意に署名することだ」と答えた。その際同氏は改めて、ロシアに圧力をかけるためには「多くのことを行うことができる」とし、そのためには2週間、ないしそれ未満の時間があると発言した。
写真:ホワイトハウス