トランプ米大統領、ロシアが和平のために準備がある譲歩に言及

トランプ米大統領、ロシアが和平のために準備がある譲歩に言及

ウクルインフォルム
米国のトランプ大統領は24日、ロシアはウクライナとの和平を近付けるために、戦争を止めることとウクライナ全土の制圧を行わないことを「譲歩」として提案していると発言した。

トランプ大統領がストーレ・ノルウェー大統領との米大統領執務室での会談の際に記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

記者から、和平が達成可能な地点まで近付くために、ロシアが提案した譲歩について質問すると、トランプ氏は、「戦争の停止、国全体の制圧の停止は、十分大きな譲歩だ」と発言した。

同氏はまた、ロシアのウクライナ首都キーウへのミサイル攻撃に対する自らのソーシャルメディアへの投稿についてもコメントした。

その際同氏は、「私は昨夜のことは気に入らなかった。私はそれに不満だ。私たちの和平交渉の最中に、ミサイルが放たれたのだ。私はそれに不満だ。そういう意味だ」と発言した。

さらに同氏は、ロシアに対して追加制裁を発動する準備があるかと聞かれると、それは1週間後に答えた方が良いと述べた。

同氏は、「私は、合意が達成できるかどうかを見てみたい。今は、それに答える理由がないが、しかし、私はそれに満足しないであろう」と発言した。

その他同氏は、自身がロシアに対してどれだけ大きな圧力を課しているか、記者たちは想像していないとし、そうでなければ、ロシアは今米国と対話していないだろうと指摘した。

そして同氏は、「私は、彼は合意を結びたがっていると思う。私たちはそれをもうすぐ知るだろうが、しかし、タンゴには2人の人が必要で、ウクライナもまた合意を結びたがることが必要だ」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナは和平を得るために領土を犠牲にすべきかとの質問も曖昧に回答した。

その際同氏は、「それは、彼らが戦っている領土による。彼らは多くの領土を失ったが、しかし、私たちは、ウクライナと働きながら、あらゆる可能なことを行う」と発言した。

同氏はそして、オバマ米大統領時代に「クリミアは引き渡された」とし、それは今自分には一切関係がないことだと強調した。その際同氏は、「クリミア。それは11年前オバマの時にのことだ。彼らがその決定を下したのだ。一発の銃弾も発射されず、戦闘も何もなかった(編集注:ママ。ロシアのクリミア武力制圧時にはウクライナ側に複数死者が出ている)。単に引き渡されたのだ。今彼らは、それを取り戻せるかと言っている。私は、それは非常に困難だと思っている。それは、バラク・オバマが大統領だった時に明け渡したのであって、ドナルド・トランプではない」と発言した。

同時に同氏は、ウクライナが30日間の停戦に合意したのに対して、ロシアがウクライナの町々にミサイル攻撃を続けているにもかかわらず、ロシアを「和平の障害」と形容することを拒否した。

同氏は、「私は、双方が今和平を望んでいると思っている。彼らは、何か行う準備がある。どうなるかはみてみようではないか。困難だ、非常に困難だ、しかし、私は、双方が非常に合意を結びたがっていると思っている」と発言した。

写真:ホワイトハウス


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