
ウクライナは法的にクリミアをロシア占領を認めない=ゼレンシキー宇大統領
ゼレンシキー大統領が記者会見時に発言した。
ゼレンシキー氏は、「クリミアのロシア領としての承認に関する話については、私たちはそれを協議することはできない。ウクライナは、クリミアの占領を法的に認めない。それは、私たちの憲法外のことだ。それは私たちの領土であり、ウクライナの人々の領土だ。私たちは、いずれの一時的被占領下ウクライナ領についてすでに話してきたし、憲法がその存在でもってそのことを物語っている」と強調した。
また同氏は、ウクライナのNATO加盟断念案については、米国はこれまでも実質的にはそれを支持してこなかったが、法的には誰もそれを拒否していないと指摘した。
同氏は、ロシアはウクライナのNATO加盟に拒否権は行使できない、なぜならロシアはNATO加盟国ではないからだと発言した。
そして同氏は、ロシアはさらに、侵略犯罪国であり、ロシアはこの戦争の当事者であり、ロシアはウクライナのための安全の保証について話すことはできない、ロシアが保証を破っているのだからと指摘した。
同氏は、「ウクライナのNATO加盟に関する米国とロシアの対話については、私は、それが行われていることを確信している。しかし、たとえそれが私たちの想像だとしても、私には疑問がある。NATOを断念することは安全の保証なのか? その場合、ウクライナには何が起きるのだ? その場合、ロシアは何を断念するのだ? 彼らは以前、NATOが近付いてきているから、自国の安全を守るためにウクライナにやってきた(編集注:侵攻した)と言っていた。つまり、NATOが近付いていなければ、ロシアは何を提案するのだ? 何を彼らは提案しているのだ? 今のところ、彼らは私たちに脅しを述べているが、しかし、その脅しを私たちは恐れない」と発言した。
更新(4月24日10時22分):「(編集注:これは、これまでの発言同様「クリミアを法的にロシア領として認めない」という意味だと思われる)」を削除。