
メルツ次期独首相、戦争が終わる前にはウクライナのEU・NATO加盟できないだろうと予想
ウクルインフォルム
ドイツのメルツ次期首相(CDU党首)は、ウクライナが欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)に加盟できるのは、現在の戦争が終わってからのみだと発言した。
メルツ氏がハンデルスブラット紙へのインタビュー時に発言した。
メルツ氏は、「ウクライナは戦争状態にある欧州国家である。戦争状態にある国はNATOやEUの加盟国にはなれない」と発言した。
同時に同氏は、ウクライナはEUとNATOに加盟する展望を持っていると明言した。その際同氏は、ただし、「その2つの出来事が生じるには、戦争がまず終わらねばならない」と繰り返した。
その他同氏は、ロシアの強靭性を過小評価しないよう警告した。同氏はその際、「ロシア国民は歴史上ずっと信じ難いほどに忍耐強かった。人々の残酷な搾取は常にロシアの制作の一部だった」と指摘した。彼はまた、ロシアの対ウクライナ戦争がある時に、ロシアが力尽きたり、体制に対する政治的な反応が生じることで、自動的に終わることへの大きな期待は抱いていないと述べた。
また同氏は、新政府の活動開始日は5月6日となると述べた。そして、夏の国会休会までの2か月間で連立協定の一部、とりわけ不法移民対策を実施する予定だと伝えた。
なお、ドイツのCDU/CSUと社民党が締結した連立協定には、ウクライナ支援の継続と増加、並びに同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟展望の支持を掲げていることがわかっている。