ウクライナ、国連安保理とG20にアフリカの代表が加わることを支持

ウクライナ、国連安保理とG20にアフリカの代表が加わることを支持

ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は25日、国連安全保障理事会にアフリカ諸国の代表を含める改革を行うよう呼びかけた。

クレーバ外相が5月25日の「アフリカの日」と、「アフリカ連合」の前身「アフリカ統一機構」の創設60周年を記念して発出したメッセージで主張した。外務省が伝えた

クレーバ氏は、「ウクライナは、国連創設国の1つとして、国連におけるアフリカ諸国の利益を一貫して擁護、推進してきた。過去数十年、ウクライナの様々な分野の専門家が何十のアフリカの国々の加工工場、水力発電所、港、橋、道路、病院、学校といった何百のインフラ施設の建設を支援してきた」と伝えた。

同氏はまた、ウクライナはこれまでに何千人というアフリカの大学生を受け入れてきたことを誇っているとし、彼らの多くが著名な政治家になっているし、時にはアフリカの勇敢な民族解放運動の闘士もウクライナで勉強したと述べた。

さらに同氏は、ウクライナは常にアフリカにおける平和維持にコミットし、関連の努力に多くの貢献をしてきたと伝えた。その際同氏は、ウクライナの300人以上の軍人が国連平和維持軍にて、アフリカでのコンゴ民主共和国、南スーダン、アビエイ地域、マリの4つのミッションに参加してきたし、さらに2022年2月の時点で、80%のウクライナの国連平和維持軍参加者はアフリカの国々で活動してきたと伝えた。

そして同氏は、ロシアの侵略に対するウクライナの自衛の戦いについて、「それは国境付近の衝突ではなく、侵略戦争である。ロシアは、ウクライナへの支配を確立しようとしている。なぜなら、私たちが主権国家として存在する権利、私たちの平和で開花して発展する選択を認めていないからだ」と伝えた。その点で、同氏は、アフリカの国々にゼレンシキー宇大統領が提案している和平イニシアティブ「平和の公式」へと参加するよう呼びかけた。

さらに同氏は、ウクライナは、アフリカや世界の他の多くの地域における食料安全保障の「保証者」としての自らの役割を維持するために、最大限の努力を行っており、ゼレンシキー大統領のプログラム「ウクライナからの小麦」にて人道支援を提供していると強調した。

同氏は、「私たちの一致した声はあらゆる国際フォーラムや国際機関で強くあらねばならない。そして、そのために、国連安保理を含め、それら(編集注:国際機関)を改革する必要があるのなら、私たちはそうすべきである。私たちは、アフリカや、全ての世界の地域が代表されている、より開かれて、より民主的な国連安保理を作ることを支持している。ウクライナはまた、アフリカ連合がG20の常駐国となるとのアイデアも支持している」と伝えた。

なお、クレーバ宇外相は、現在アフリカ諸国を周遊し、ゼレンシキー宇大統領が提案する「平和の公式」への支持要請や、二国間関係の発展のための協議を行っている。24日には、クレーバ外相は、エチオピア首都アジスアベバにて、アフリカ連合(AU)のアスマニ総会議長(コモロ大統領)とファキAU委員会委員長と会談していた


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