ゼレンシキー宇大統領、G7首脳に対してオンラインで演説 平和を早めるための3つの行動を指摘

ゼレンシキー宇大統領、G7首脳に対してオンラインで演説 平和を早めるための3つの行動を指摘

動画
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は12日、G7のオンライン首脳会議に出席して演説を行い、平和の到来を早めるための3つの行動を指摘した他、ウクライナの「平和の公式」実現に向けて「グローバル平和公式サミット」の開催を提案した。

大統領府がゼレンシキー大統領のG7首脳会談時の演説テキストを公開した

ゼレンシキー大統領は、平和到来を早めるための3つの行動として、「1つ目は、新たな力だ」と発言した。同氏は、残念ながら、ロシアは今も火砲とミサイルにおいて優位を有しているとしつつ、しかしそれはウクライナが現代的戦車、さらなる多連装ロケットシステム、より長距離射程のミサイルを手に入れれば克服は可能だと発言した。同氏は、「私たちがそのような武器でより結果を出せるようになれば、ロシアの侵略はそれだけ短くなる」と指摘した。

また同氏は、第2には「新たな強靭さ」が重要だとし、「私たちは来年も、財政面、エネルギー面、社会面の安定性を維持せねばならない。その点で負けることは、全てに負けることである」として、各分野の支援を要請した。

3つ目として、ゼレンシキー氏は「新たな外交」を挙げ、「ウクライナは、いつでも協議努力を主導してきたし、ロシアの侵略を止めるためにあらゆることを行ってきた」としつつ、現在、ウクライナの人々と領土を全て解放することを近づけるために外交を用いる可能性があると感じていると発言した。

その際同氏は、インドネシアで開催されたG20首脳会談時に自身が提案した、10項目からなる「ウクライナの平和の公式」を喚起した上で、「私は、ウクライナの平和の公式の項目の実現が、どのように、いつ実現できるかを定めるために、グローバル平和公式サミット(Global Peace Formula Summit)という特別な首脳会談の開催を提案する。私は、他の勇敢な国同様、あなた方にも、平和の公式の全体、あるいは個別項目の実現にてリーダーシップを発揮するよう提案する」と発言した。

さらにゼレンシキー氏は、ロシアに対して、クリスマスの時期に侵略を止めて、自国軍を撤退させるよう提案した。同氏は、「私は、ロシアに対して、侵略を止めることができることを証明してみせることを提案する。クリスマスにロシア軍を国際的に認められたウクライナ領から撤退させ始めるのは、正しいことだろう。もしロシアがウクライナから部隊を撤退したら、それによって理想的な戦闘行為の停止が保障されるのだ」と発言した。

同氏は、モスクワからの回答が、ロシアが欲しているのが、平和か、戦争かを確実に示すことになると強調した。

その他、ゼレンシキー氏は、G7各国に支援につき謝意を伝えた。ゼレンシキー氏は、岸田日本首相には「私は、日本と一人一人の日本人による、自由と国際法の基本的規範を守る上でのアジアにおける強力なリーダーシップと、このロシアの戦争がもたらしたどの脅威も、私たちの民の命も、他の地球上の誰の命も害してはならないものだという点で連帯を示したことにつき、感謝している。総理よ、ありがとう!」と発言した。

加えて同氏は、演説の終わりに、ドイツに対してG7の議長としての非常に効果的な運営へ謝意を伝えた上で、「日本の議長も完全に効果的なものになると信じている」と強調した。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用に際しては、検索システムに対してオープンであり、ukrinform.jpの第一段落より上部へのハイパーリンクが義務付けてられています。また、外国報道機関の記事の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びその外国報道機関のウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。「宣伝」のマークあるいは免責事項のある記事については、該当記事は1996年7月3日付第270/96-BPウクライナ法「宣伝」法第9条3項及び2023年3月31日付第2849ー9ウクライナ法「メディア」の該当部分に従った上で、合意/会計を根拠に掲載されています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-