ウクライナの独立はロシア政権の世界観に反している=ポドリャク宇大統領府長官顧問

ウクライナの独立はロシア政権の世界観に反している=ポドリャク宇大統領府長官顧問

ウクルインフォルム
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は、ロシア連邦のプーチン大統領はソ連の復活を望んでいるのであり、その点でウクライナの独立はロシア政権関係者の世界観と反しているのだと指摘した。

ポドリャク氏がフィンランドのヘルシンギン・サノマット紙へのインタビュー時に発言した

ポドリャク氏は、「プーチンの計画はシンブルだ。彼は、何らかの形でソ連を復活させたがっている。その点でウクライナは彼にとっての主要な敵なのだ」と述べ、ウクライナの独立そのものが、ロシアの政権関係者の世界観に反しているとの見方を示した。

同氏はまた、ウクライナが国際的に認められた国境線まで到達したら(編集注:1991年時点の国境線内の領土を全て奪還したら)、その時はロシアは交渉のテーブルについて和平合意に署名する用意ができるだろうとの見方を示した。

同氏は、ロシアは最後通牒をつきつけ、受け入れられない要求を提示しているのであり、全面的侵攻の始まり時点も現時点も、ロシアと協議を行う余地は全くなかったと指摘した。さらに同氏は、欧州の首都からしばしば聞こえてくる和平協議への呼びかけは、2008年と2014年の時点ですでに間違っていることが判明した想定に依拠したものだと指摘した。

そして同氏は、「もしロシアに戦争に勝たせるのであれば、ロシアは欧州に対して自らの条件を命じることが可能となる。それは、モルドバ、ジョージア、カザフスタン北部、バルト諸国へロシアを進ませることになる。また、ロシアは、極左と極右の勢力を挑発ことで欧州連合(EU)内部の政治をかき回し始めるだろう。他の権威主義国家が、侵略戦争を使って目的を達成しても良いのだと理解することになり、世界で連鎖反応が始まることになる」と強調した。

他方で同氏は、ロシアとウクライナの間の戦争はそれでも最終的には協議によって終了するだろうが、しかしそれは、ロシアが前線にて甚大な損失を被ってからのこととなると発言した。同氏は、「ロシアが著しい戦術的損失を被った時にだけ、同国に真に平和への準備ができる。その際には、同国は最後通牒を突きつけることを止め、他者の論拠に耳を貸さざるを得なくなる。ウクライナが1991年に認められた国境に辿り着いた時、その時ロシアは協議テーブルにつき、和平合意に署名するのだ。それが欧州のリベラルな価値と自由を保証する唯一のチャンスである」と指摘した。

同氏はまた、ロシアの敗北は、ベラルーシにも選択の自由を与えることになり、それにより同国が真に欧州的民主国家となる可能性が生じるとの見方を示した。

その他同氏は、ウクライナはロシアとの間で、被拘束者問題とその他戦術的問題についてのみ協議を行っていると伝えた。同氏は、「私たちは、『アゾフスタリ』防衛者についても話しているが、しかし進展させるのは困難だ。なぜなら、ロシアは彼らの件から最大限のプロパガンダ的メリットを得たがっているからだ。赤十字も国連も本件では弱い。彼らはもっと活発に行動すべきだ」と強調した。

同氏は、ロシアは対ウクライナ戦争においてあらゆるラインを超えたのであり、自らの犯罪の責任を負わねばならないとし、そうでなければ、全ての欧州安全保障システムは権威を失うことになると指摘した。

加えて同氏は、ウクライナ東部では、ロシア軍は様々な口径の火砲で毎日4〜5万発攻撃をしているものの、それでもウクライナは東部でロシアの進軍にブレーキをかけることができたと発言した。同氏は、「戦争は第4ステージに入った。ロシアは、ウクライナに対して最大限の機材と人員を注ぎ込んだ。彼らは火砲戦争を行っており、それを冬まで続けたがっている」と指摘した。

同氏はまた、ロシアは、欧州を現在の戦争でのウクライナ支援に疲れさせることを目的に、欧州をエネルギー不足で疲弊させようとしていると指摘した。

その他、同氏は、ウクライナ軍の南部での反攻は進展があるとし、「私たちは、ロシア軍のロジスティックと指揮拠点を効果的に破壊しようとしている。私たちの目的は、彼らの供給を困難にし、冬の到来前に退却を強制することにある」と発言した。

同氏は、戦場で優位を築くには、ウクライナには現代的武器、特に防空システムが必要だと述べ、ウクライナ政権が諸外国に要請をしているものだと指摘した。特に同氏は、「対ミサイル能力は非常に重要だ。なぜなら、ロシアは、巡航ミサイルで民間人居住区を攻撃しているのだから」と説明した。

武器以外には、同氏は、ウクライナ経済への支援が必要だとし、ロシアは工場、港、農業企業を攻撃することでウクライナ経済を破綻させようとしていると伝えた。


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