マーティン・アイルランド首相、ウクライナ訪問 ゼレンシキー宇大統領と会談

マーティン・アイルランド首相、ウクライナ訪問 ゼレンシキー宇大統領と会談

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ウクルインフォルム
アイルランドのマーティン首相は6日、ウクライナ首都キーウを訪問し、ゼレンシキー宇大統領と会談した。マーティン首相は、ロシアに対してウクライナへの非人道的な侵略を止めるよう呼びかけ、ロシアによる食糧を武器として利用する試みを非難した。

マーティン・アイルランド首相がゼレンシキー宇大統領との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

マーティン氏は、「戦争は終わらねばならない。ロシアは、自らの侵略を終わらせねばならない。私は今日、ウクライナのキーウ州の町々を訪れた。全ての自治体の長たちは私に対して、それらの町には軍事基地はなかったと語った。それらの町、民間人が襲われたのだ」と発言した。

また同氏は、自身とアイルランドにとって、それは本当に非合理的で理解できない恐ろしい出来事だと指摘した。さらに同氏は、「ロシア連邦にそれを分からせねばならない。彼らは、この非人間的で異常な侵略を止めねばならない。私は、これらの場所を訪れることで、それを完全に理解した」と強調した。

さらにマーティン氏は、食糧を戦争の道具として利用することは受け入れられないと指摘し、「私たちもまた、歴史の中で困難を味わっている。今日、私は、1930年代のホロドモールの記念碑に献花した。私たちのところにも同じ状況があった。私たちの歴史にも、ホロドモールがあったのだ。そして、私たちには、食べ物が戦争の道具として利用されかねない状況は全くもって受け入れられない」と発言した。

同氏は、アイルランドは、食糧を武器と変える試みによって誰も苦しむことがないよう、あらゆる可能なことを行なっていくと強調した。

その他同氏は、ウクライナの欧州連合(EU)加盟への道における支援と、国の戦後復興の支援を行なっていくと発表した。

ゼレンシキー宇大統領は、ロシアの対ウクライナ全面的侵攻開始から、ウクライナ・アイルランド関係の新しいページが始まったと指摘した。ゼレンシキー氏は、「私は、理解、私たちの関係、関係の新しいページに感謝している。私は、ロシア連邦の対ウクライナ全面的侵攻が始まってから、ウクライナとアイランドの関係の新しいページが現れたと思っている。この関係の雰囲気は、強力で、暖かく、中身に満ちており、私たちの社会に完全に支持されている」と発言した。

またゼレンシキー氏は、ロシアの対ウクライナ全面的戦争が始まるとアイルランドがウクライナ国民への査証を免除し、砲撃から逃げてきたウクライナ人を守り、またウクライナ国民の欧州願望を支持したと伝えた。

同氏は、「私たちのアイルランドの友人たちは、現在のロシアの対ウクライナ、対民主世界戦争によって作り出された脅威を完全に理解している」と指摘した。

その他同氏は、会談時、両者は食糧安全保障、エネルギー、新しい対露制裁の準備について協議したと報告した。

同氏は、ウクライナはアイルランドがロシアにテロ行為の代償を感じさせるために行動したことを評価していると発言した。

また同氏は、最近アイルランド上院がロシア軍のウクライナにおける犯罪をウクライナ人に対するジェノサイドと認定する決議を採択したと指摘し、「私たちは、そのような決定をとても評価している。私たちは、ロシアの戦争犯罪者の責任を追及し、正義を確立するために、国際法秩序を守る世界の全ての国々と共同で作業しなければならない」と強調した。

さらに同氏は、会談時、ロシアの占領から解放された地においてウクライナの復興をもう始めるべきだということを話し合ったとし、アイルランド側が戦後復興プロジェクトへの関心を示したことにつき謝意を伝えた。

これに先立ち、マーティン・アイルランド首相は6日、ロシア軍侵略の被害を受けたキーウ州のボロジャンカ、ホストメリ、ブチャ、イルピンを視察していた


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