ウクライナ外務省、港の封鎖解除協議につき、ウクライナの利益を考慮しない合意は受け入れないと発表

ウクライナ外務省、港の封鎖解除協議につき、ウクライナの利益を考慮しない合意は受け入れないと発表

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ウクライナは、航行の再開に向けた安全の効果的な保証が不可欠だと主張しており、その保証は沿岸防衛のための武器供給と黒海海上パトロールのための第三国の関与という手段でなければならないと考えている。

7日、ウクライナ外務省が声明を発出した

外務省は、ウクライナは、世界的食糧危機を防止するために海洋港封鎖解除に向けて最大限の努力をしており、国連とパートナー国とともにウクライナの農産物の輸出のための人道回廊の設置可能性を作る作業をしていると伝えた。

また、「ロシア連邦によるミコライウの穀物ターミナルへの最近のミサイル攻撃を考慮すると、ロシアがオデーサやウクライナ南部へと侵攻するためにそのような回廊を利用する計画を、私たちは排除できない。正にそのために、航行再開のための効果的な安全の保証が不可欠となっている」と強調している。

さらに外務省は、そのような保証は、ウクライナに対して海上からの脅威から沿岸を防衛するための武器の供与や、黒海の該当する海域をパトロールするための第三国海軍の関与といった手段で与えられるべきだと指摘した。

また、同省は、トルコによる、ウクライナの港の封鎖解除に向けた努力を評価しているとしつつも、現在ウクライナ、トルコ、ロシアの間に本件に関する合意は存在しないと指摘した。

加えて、「その際、私たちは、決定は全ての関係者の参加によって採択されねばならないことを強調する。ウクライナの利益が考慮されていないいかなる合意も、私たちは拒絶する」と伝えた。

また同省は、ウクライナがすでにトラック、鉄道、河川輸送を通じて穀物を供給し始めていることに注意を向けた。同時に、本件の包括的解決は、ウクライナの港の封鎖解除によってのみ可能だと指摘した。

外務省は、全てのパートナー国に対して、ロシアの港封鎖を解除し、その際、ウクライナの黒海沿岸と人道回廊の安全の明確な保証を定める、ウクライナと共に均衡のとれた解決策を模索することに努力を集中させるよう呼びかけた。

なお、バイデン米政権は、パートナー国とともに、ウクライナがロシアの侵略から海岸線を防衛できるように、同国へ対艦ミサイルを提供するための作業を行っていると発表している


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