クレーバ宇外相、G7外相会合に参加 ロシアの凍結資金をウクライナ復興へ活用するよう呼びかけ

クレーバ宇外相、G7外相会合に参加 ロシアの凍結資金をウクライナ復興へ活用するよう呼びかけ

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ウクライナのクレーバ外相は13日、G7の外相たちに対して、国外で凍結されたロシアの資産はウクライナにおいてロシア軍がもたらした損失の補償に当てられ、ウクライナの復興に活用すべきだと発言した。

クレーバ宇外相が独リューベックで開催されたG7外相会談の際に発言した。

クレーバ氏は、協議の総括として、自信がG7外相たちに対して、各国の国内法を見直して、凍結されているロシアの資産をウクライナが使えるようにする手続きを導入して欲しいと要請したことを伝えた。

同氏は、「私たちがその資金を復興に向かわせ、受けた損失の補償をできるようにするためだ。(中略)数千億のユーロとドルの話である」と説明した。

また同氏は、カナダはすでにその方向で行動しているとし、他の国もまた「前向き」な反応をしていたことから、同様の行動をとることを期待していると述べた。さらに「ロシアは政治的にも、経済的にも代償を払うべきだが、それは財政面でも言えることだ」と強調した。

その他同氏は、ロシアが引き起こした食料危機についても協議したとし、「ロシアの対ウクライナ戦争がその危機の唯一の原因だ」と発言したと述べた。同氏は、ロシアはウクライナの農産物を世界市場に持ち出させないように、ウクライナの港を封鎖し、黒海に面するオデーサ港をミサイルで攻撃していることを指摘した。

記者から、ウクライナはオデーサ港の封鎖解除につきロシア側と話したかと尋ねると、クレーバ氏は肯定し、「私たちは彼らとオデーサにつき話した。しかし、肯定的な返事は受け取れなかった。私たちは彼らと、食料安全保障問題についても話す準備があるが、問題は、彼らの側に協議に向けた『食欲がない』ことだ。私たちは、相互尊重を基本とした内容ある協議を行う用意があるが、ロシアの机に放り出される最後通牒に対する準備はない」と発言した。

さらに同氏は、外相たちはウクライナの穀物やその他の食料品をアフリカやアジアなどに輸送するための封鎖解除の可能性について協議したと指摘し、世界の食料品の不足や価格急騰を起こさないための手段を見つけ出す必要があると強調した。

またウクライナへの武器供給についても協議されたとのこと。

なお、クレーバ外相をG7外相会談へ招待したのは、ドイツのベーアボック外相。

写真:12. - 14.05.2022 G7 Foreign Ministers Meeting 


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