ドイツはロシア発石油の禁輸を支持する準備がある=ハーベック独経済相
ハーベック氏がブリュッセルにおける閣僚級会合の前に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ハーベック氏は、「2か月経過した今、私は次のように言うことができる。ドイツは、ロシアに関して石油禁輸に反対していない。もちろん、それは大きな負荷だが、しかし私たちはそれへの準備がある」と発言した。
さらに同氏は、技術的準備のために(禁輸開始までに)数か月あると良いとの見方を示した。
同時に同氏は、ドイツや、その他のロシアのエネルギーへの依存の大きな国々の立場について理解するよう呼びかけた。また、欧州は世界で最も豊かな地域に属しており、他地域と異なり、追加的支出を受け入れられるのだから、エネルギー価格の急増で他地域が苦しみ、値下げを提案するロシアへの依存を受け入れてしまうことのないように、面倒を見る必要があると発言した。
ハーベック氏は、「私たちは連帯を求めている。感情に振り回されるべきではないし、結果に注意を向ける必要がある。禁輸は、貧しい国をロシアの手中に押し込むことのないよう、よく考えられるべきだ」と発言した。
加えて同氏は、制裁は発動する国々にも影響を与えるとしつつ、ドイツと欧州はその制裁の代償を受け入れる準備があると強調した。
その他同氏は、ドイツはすでにロシア発天然ガスの依存を35%から12%に減らしたと報告した。
また同氏は、ウクライナとの連帯のためには、非常に迅速にあらゆるロシアのエネルギーを断念する必要があると指摘した。同時に、欧州で共通のエネルギーインフラを建設しなければならないとも発言した。
最後に同氏は、ロシアに対して、「戦争を止めよ、そして家へ帰れ」と呼びかけた。
“What’s your message to Russia, Minister #Habeck?“
— Germany in the EU (@germanyintheeu) May 2, 2022
“Stop the war… and go home!“ pic.twitter.com/oJFmwxPjXC
なお、ニュースサイト「ポリティコ」は2日、欧州委員会が第6対露制裁パッケージを3日にも提案する可能性があると報じた。