欧州委員会は6月末までにウクライナのEU加盟候補国地位付与に関する中間結論を発表する=ミシェル欧州理事会議長
ウクルインフォルム
ミシェル欧州理事会議長は20日、欧州委員会は6月末までにウクライナの欧州連合(EU)加盟候補国地位に関する中間結論を発表すると述べ、その後その問題は欧州理事会の議題に加えられると発言した。
キーウ(キエフ)を訪問したミシェル欧州理事会議長がゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ミシェル氏は、「6月末にはもう、最初の中間結論の発表が行われ、本件を欧州理事会の議題に載せることができるようになる。それから、政治議論、対話、進展が行われることになる」と発言した。
同氏はまた、ウクライナは欧州の原則と自由へのコミットメントを毎日示していると述べ、「あなた方は、ウクライナの子供たちの未来だけでなく、欧州の根源的で基本的な価値、欧州の基盤のために戦っている」と発言した。
これに先立ち、3月10日、フランスにてEU首脳会談が開催され、その際EU加盟国首脳は、ウクライナのEUへの将来の加盟の展望を認める声明を採択していた。
4月8日、フォンデアライエン欧州委員長がキーウを訪問しゼレンシキー宇大統領に、ウクライナがEU加盟候補国となるために記入の必要な質問表(アンケート)を渡している。
ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、ウクライナがEU加盟候補国地位を受け取るために必要な質問表の回答の終えた一部をマーシカスEU大使に提出していた。
写真:大統領府