ウクライナ外務広報官 ベラルーシ反政権派拘束を批判 即時解放要求

ウクライナ外務広報官 ベラルーシ反政権派拘束を批判 即時解放要求

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ウクライナ外務省のオレフ・ニコレンコ外務報道官は、23日にベラルーシ当局がミンスクの空港にライアンエアー旅客機を緊急着陸させた上で、反体制派メディアの創設者のロマン・プロタセヴィチ(ラマン・プラタセヴィチ)記者を拘束した事件につき、ベラルーシ政権による表現の自由への攻撃であると批判し、同氏の即時解放を要求した。

23日、ニコレンコ外務報道官がツイッター・アカウントに書き込んだ

報道官は、「ベラルーシからまたも不穏なニュースだ。ベラルーシの記者ロマン・プロタセヴィチ氏が拘束されたことがわかった。ベラルーシ政権による表現の自由へのさらなる攻撃である。私たちは即時解放を要求している」と伝えた。

さらに報道官は、拘束されている同氏の権利は、無条件に保証されねばならないとも指摘した。

これに先立ち、23日、ベラルーシの航空管制当局がアテネ〜ビルニュス間を飛行していたライアンエアー社旅客機に対して、機内に爆弾が仕掛けられているおそれがあると警告した上で、同機をミンスクに緊急着陸させた。機内に爆弾は見つからなかったが、治安当局が同機に乗っていたロマン・プロタセヴィチ(ラマン・プラタセヴィチ)他複数の人物を拘束していた。プロタセヴィチ氏は、ベラルーシの反体制派ニュースチャンネル「NEXTA(ネフタ)」の創設者。

なおこの他にも、ベラルーシでは、先週、同国最大の独立メディアTUT.byのウェブサイトへのアクセスが禁止され、また同社複数の編集者の自宅に家宅捜索が行われていた。21日には、裁判所が同家宅捜索を報じた記者に対しても、15日間の逮捕の判決を下している。

ベラルーシ記者連合は、同国の報道関係者27名が未決囚としてあるいは有罪判決を受けて現在拘禁されていると発表している。


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