安保会議、クリミア脱占領戦略を採択

安保会議、クリミア脱占領戦略を採択

ウクルインフォルム
国家安全保障国防会議(NSDC)は11日、「一時的被占領下クリミア自治共和国・セヴァストーポリ市脱占領・再統合戦略」を採択した。

NSDCが、オレクシー・ダニーロウNSDC書記の記者会見時の発言を公開した

ダニーロウ書記は、同文書の作成には1年以上かかり、多くの機構とクリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」が作成に参加したと伝えた。

同書記はまた、「これはロシア連邦によるクリミア半島占領以来、初の根本的文書であり、明確な道しるべとなるものだ。私たちは、この手段によって、クリミア脱占領問題を進めていく」と発言した。

また同書記は、「裏切りの連鎖は、2014年に始まったのではない。2010年だ」と述べ、いわゆる「ハルキウ合意」と呼ばれる、ロシア連邦黒海艦隊のクリミア駐留期間を延長する代わりにロシアからウクライナへのガス料金値下げに合意した文書の最高会議における批准において「軍事侵攻の扉が実質に開いたのだ」とも指摘した。

また、同日の記者会見時、ダニーロウ書記は、ウクルインフォルムの記者からの質問に答える形で、「(クリミア)脱占領戦略は公開され、近々誰でも読めるようになる」と発言した。また同書記は、戦略は英語にも公式に翻訳されると伝えた。

同日、外務省もまた、同文書が採択されたことをフェイスブック・アカウントで報告した。

外務省は、「NSDC会合にて、私たちは、クリミア脱占領・再統合戦略を確定した。2014年時点に存在すべきだった、歴史的文書である」と伝えた。

クレーバ外相は、今回の戦略採択は、「ウクライナが世界にクリミア返還の手助けを呼びかけるだけでなく、大統領のイニシアティブで自ら真剣かつ体系的に返還に向けた作業をしていることを示すものだ」と指摘した。

Dmytro Kuleba: «На засіданні РНБО ми затвердили Стратегію деокупації та реінтеграції Криму. Історичний документ, який...

Опубліковано Міністерство закордонних справ України / MFA of Ukraine Четвер, 11 березня 2021 р.

コリネーヴィチ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領代表は、同採択につき、「今日は、本当に歴史的な日だ。NSDCが、一時的被占領下クリミア自治共和国・セヴァストーポリ市脱占領・再統合戦略の公開部分を採択した」とし、大統領、大統領府、NSDC、再統合省、外務省といった政権機関、クリミアSOSをはじめとする人権保護の市民団体やクリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」に謝意を伝えた。

Сьогодні справді історичний день. РНБО прийняла Стратегію деокупації та реінтеграції тимчасово окупованої території...

Опубліковано Anton Korynevych Четвер, 11 березня 2021 р.


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