ウクライナ外務省、ロシアにMH17便撃墜の責任を認めるよう要請

ウクライナ外務省、ロシアにMH17便撃墜の責任を認めるよう要請

ウクルインフォルム
ウクライナ外務省は、マレーシア航空MH17便撃墜から6年が経過した7月16日、ロシアに対して、自らの撃墜の責任を認め、捜査に協力するよう要請した。

ウクライナ外務省が声明を発出した

外務省は、「私たちは、ロシア連邦に対し、自らの責任を認め、国連安保理第2166決議をはじめとする自らの国際義務を果たし、捜査に協力するよう要請する」と発表した。

また、外務省は、MH17撃墜犠牲者遺族に哀悼を表明するとともに、本件捜査にて正義が確立され、罪人が罰せられるよう、あらゆることを行うと明言した。

声明には、「ウクライナは、刑事捜査にて罪人に責任を負わすべく、オランダやその他の共同捜査チーム(JIT)のパートナー国と密接な協力を行い続ける準備があり、また今年公判が始まったことを歓迎している」と書かれている。

外務省はまた、ウクライナは、MH17撃墜をもたらしたロシア連邦によるテロ資金供与防止条約違反の責任を追及するために、国際司法裁判所におけるプロセスの一環でも方策を採っていることを喚起した。

加えて外務省は、MH17撃墜事件に関してオランダが欧州人権裁判所にロシアを提訴したことにつき、重要な一方であると指摘した。

なお、7月16日、MH17撃墜から6年経過に合わせ、ゼレンシキー大統領もメッセージを発出している

16日には、欧州連合(EU)のボレル上級代表が、EU加盟国を代表し、MH17機撃墜6周年に合わせた声明を発出している

マレーシア航空機撃墜事件とは、2014年7月17日、アムステルダムからクアラルンプールへ向かっていたマレーシア航空機MH17がウクライナ東部ドンバス地方上空で武装集団により撃墜され、乗客・乗員合計298名全員が死亡した事件をいう。

2018年5月24日には、JITは、MH17を撃墜したロシアのミサイルの破片を公開しつつ、ミサイルがロシアのクルスクを拠点とするロシア軍第53対空ミサイル旅団に属するものであることが判明したと発表した。

なお、2019年6月、マレーシア航空機MH17撃墜事件の捜査を行う国際共同捜査チーム(JIT)は、同撃墜に関与した容疑者4名を公表している。

2020年3月から、オランダのスキポール裁判コンプレクスにて、MH17機撃墜事件の公判が始まっている。

オランダ政府は7月10日、同撃墜事件につき、ロシアを欧州人権裁判所にて提訴すると発表した。


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