プリスタイコ外相、19日のミンスク三者会合にて「シュタインマイヤー・フォーミュラ」に署名がされなかった理由を説明

プリスタイコ外相、19日のミンスク三者会合にて「シュタインマイヤー・フォーミュラ」に署名がされなかった理由を説明

ウクルインフォルム
ヴァディム・プリスタイコ外相は、18日にミンスクで開催された宇露OSCEの三者コンタクト・グループ(TCG)会合にて、TCG内の技術的な誤解から、事前に「ノルマンディ4国」首脳補佐官が合意していた文書に署名しなかったと発言した。

20日、プリスタイコ外相が欧州プラウダへのインタビュー時に発言した

プリスタイコ外相は、「2019年9月の(独仏宇露からなる)『ノルマンディ4国』(各国首脳の外政担当)補佐官は、『シュタインマイヤー・フォーミュラ』そのものに合意したのではなく、別の明確な表現に合意したのだ。その合意した表現には、(編集注:ドンバス地方)特別地位法は(地方)選挙実施時点では暫定条件で適用され、欧州安全保障協力機構民主制度・人権事務所(OSCE/ODIHR)が、その選挙が高い基準で実施されたと認めたら、(特別地位法が)完全に発効する、と書かれている。水曜日(9月18日)、ミンスクにて、三者コンタクト・グループ(TCG)は、確かに『ノルマンディ4』による、その表現を文書上で合意するという指示を履行しなかった。彼らは本当は文書上で合意しなければならなかったのだが、しかし、TCG内で技術的な誤解が生じたのだ。また、確かに、ウクライナ代表は、いくつかの指摘を行った。私は、その指摘に関する作業が後日行われると思っている」と発言した。

外相は、TCGにて作業される文書に、何かが追加されたり削除されたりする可能性があると指摘した。外相は、「その文書がそのままとなるか、何かしらの変更が加えられるか。それは、TCGが決めるべきことだ」と発言した。

同時に外相は、TCGの次回会合の日程は述べず、ミンスクで集まる代わりにビデオ会議が行われる可能性があると指摘した。

記者が、その文書に(編集注:選挙前の)治安を保証するとの表現が加えられるかと尋ねると、プリスタイコ外相は、「もちろん、私たちは何かしら変えたいと思っている」と返答しつつ、同時に「しかし、現在、それは『ノルマンディ4国』の課題でも、ウクライナ外務省の課題でもなく、TCGに渡された課題なのだ。TCGがどのようにより詳細に表現するかはわからないし、私たちは(TCGが合意した文書を)受け取って、私たちが提案したものがどうなったのかを見て、それから、それが(独仏宇露4国の)首脳に提案できるかどうかを決めるのだ」と発言した。

これに先立ち、9月18日、プリスタイコ外務省は、9月2日にベルリンでのノルマンディ4国首脳外政担当補佐官級会合で、「シュタインマイヤー・フォーミュラ」につき議論し、合意したと発言していた

同日、オリフェル三者コンタクト・グループ(TCG)ウクライナ代表(クチマ元大統領)報道官は、同日ミンスクで開催されたTCG会合にて、クチマ・ウクライナ代表が、ウクライナが地方選挙に関する通称「シュタインマイヤー・フォーミュラ」の本質面には原則的に反対していないことを伝えつつ、同時に、同フォーミュラ実現は、一定の条件が履行された場合のみであると発言したことを伝えた。その際に、ウクライナ代表が挙げた条件とは、「完全な停戦、欧州安全保障協力機構ウクライナ特別監視団(OSCE/SMM)のウクライナ全土での効果的監視の保障、ウクライナ領からの外国軍部隊・兵器の撤収、衝突ライン沿い全域での兵力・機器の引き離し、ウクライナ中央選挙管理委員会、ウクライナの政党・マスメディア、国際監視員の活動保障、現在ウクライナがコントロールできていないウクライナ・ロシア間国境地点のコントロール確立、ウクライナ国内法、国際法、ミンスク諸合意が定めるその他の事項の履行」とのこと。


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