ウクライナ外務省、ゴラン高原のイスラエルの主権を認めないと発表

ウクライナ外務省、ゴラン高原のイスラエルの主権を認めないと発表

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ウクライナは、パレスチナ・イスラエル紛争の激化とイスラエルへの治安上の脅威を懸念しているが、しかし、ゴラン高原の地位に関する問題では、国連安全保障理事会の決議を遵守する。

26日、ウクライナ外務省のカテリーナ・ゼレンコ報道官がコメントした。同コメントは、外務省公式ウェブサイトに掲載された。

ゼレンコ外務省報道官は、「ウクライナは、国連憲章を遵守しており、国連安全保障理事会の決定を履行している。ゴラン高原は、国連安保理で何度も審議され、安保理は関連決議を採択してきている。とりわけ、1967年付け第242決議、1980年第465決議、1981年第497決議である」と説明した。

同時に、同報道官は、ウクライナは中近東の情勢について、平和的な解決とイスラエルの治安面の合法的国益の考慮を一貫して支持していると指摘した。

同報道官は、ウクライナは3月25日にイスラエル領の民間施設への砲撃によりガザ地区周辺状況が激化していることに懸念していると強調し、「私たちは、ハマス運動側からのイスラエルに対するテロ行為、とりわけ、民間人に死の危険をもたらすイスラエル領へのロケット攻撃を、全く受け入れられないものとみなしている。私たちは、イスラエルにもパレスチナにも、大規模な武力紛争を回避すべく、最大限の抑制を呼びかける」と発言した。

これに先立ち、ステファン・デュジャリ国連事務総長報道官が、国連は、アメリカ大統領がゴラン高原におけるイスラエルの主権を承認する政治宣言に署名して以降も、引き続きゴラン高原のイスラエル主権不承認の政策を継続すると発言していた。

写真:Hadas Parush/Flash90


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